Diary

日々のあんなことやこんなこと

モノとの付き合い方

「365日のシンプルライフ」という映画を観ました。

ヘルシンキ在住・26歳のペトリは、彼女にフラれたことをきっかけに、モノで溢れ返った自分の部屋にウンザリする。
ここには自分の幸せがないと感じたペトリは、
自分の持ちモノ全てをリセットする”実験”を決意する。
ルールは4つ。

Rule1.自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける

Rule2.1日に1個だけ倉庫から持って来る

Rule3.1年間、続ける

Rule4.1年間、何も買わない

365simple.net

www.youtube.com

 

映画の出来具合は置いといて、非常に面白い取り組みだと思いました。

特に印象に残っている台詞は、「モノに支配されている」というもの。

なるほど一理ありますね。

ということで、映画の中身には一切触れずにこの点について考えてみます。

 

本来「モノ」とは生活を豊かにするべきものですよね。

では、「モノに支配されている」とはどういう状況なのか。

 

まず感覚的には、モノに囲まれていることによって落ち着かない状態、だと思います。

ではなぜ落ち着かないか、というと、「何かをしなくちゃ」という義務感が無意識に生じるからではないでしょうか。

たとえば、積ん読している本。意識上に顕在化していなくとも、無意識で「読まなきゃ」と感じているはずです。また、お気に入りの服。しばらく着ていないと「着なくちゃ」と感じます。どうでしょう。イメージ湧きますでしょうか。

モノとは違いますが、ソシャゲなんかもそうですね。「ログインボーナスもらわなきゃ」と感じます。

このような状態こそ「モノに支配されている」、言い換えれば、モノに意識(または無意識)を占有されている状態、といえます。

 

以前本で読んだことあるのですが、「ウィルパワー」という概念があるそうです。簡単にいえば、脳のメモリですね。当然ながらメモリには上限があります。しかし、「何かをしなくちゃ」という状態にあると、メモリをどんどん消費します。そうすると、本来取り組むべき課題等にも必然的に全力を出し切れないことになります。このような状態を防ぐために、メモリを開放してあげる必要がある。

そのための手段の一つが「持ち物をシンプルにする」ということなのですね。

 

ただ、個人的にはモノに囲まれる生活も悪くはないと思っています。もちろん、部屋がごちゃごちゃしているのはよくないですが、殺風景な部屋よりも好きなモノを置いていた方が単純にテンションがあがりますから。ちなみに我が家には至るところにメタルスライムがいます。テンションあがるでしょ?笑

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ただ、ある時は自分を高揚させてくれるものであっても、しばらくするとどうでもよくなったりする場合もあります。そうなったら、そのモノにテンションをあげてくれる人に譲ってあげたらいいと思うんです(今はフリマアプリも充実してますし)。

そのようにして、自分の部屋を適宜メンテナンスして「シンプル」と「楽しさ」のバランスを調整していくことが大事なのでしょうね。

 

それでは今日はこの辺で!