Diary

日々のあんなことやこんなこと

在宅勤務は着座時間との闘いである

明日にでも7都府県に対して緊急事態宣言が出るということでね、在宅勤務が今まで以上に推進されることになります。

 

そして在宅勤務中に問題となることは、作業効率性や他部署との連携方法…なんかじゃないんですよ。座ってる時間が長くなることなんです。

普通に出勤すると、通勤中はもちろん、会議やちょっとした打ち合わせ等でけっこう歩くし、立ち座りの動作も実は多いんです。昼食時も外に行ったり食堂まで階段昇降したりするしね。家から駅まで、そして駅から会社までの距離にもよるかもしれませんが、大体一万歩前後は歩いているはずなんです。

 

しかし、これが在宅になるとどうでしょう。

通勤自体がなくなるうえ、仮に動くにしても家の中の狭い範囲だけになります。しかも休日も外出自粛なので、ソファでゴロゴロするような時間が増えるわけです。そうすると、大きなリスクが出てきます。そう、座りっぱなしで寿命が縮む問題です。

オーストラリアでの研究結果で以下のようなものがあります。

①座る時間が1日11時間以上の場合、他にどれほど運動していても、3年以内に死亡するリスクが40パーセント以上高まる

②テレビを1日に6時間見る人(≒同じ姿勢の人)は、まったく見ない人(≒適宜姿勢を変える人)に比べて4年8ヵ月寿命が短い

→換算すると1時間座ると寿命が22分縮まる。

 

やばいでしょ。コロナもやばいけど、座りっぱなしもやばいんですよ。

 

これだけ体に悪い理由は、脚の筋肉を使わないから。ふくらはぎが何と呼ばれているか知っていますか?「第二の心臓」です。なぜそのように呼ばれるのか。それは、下半身に溜まった血液を心臓に押し戻す役割を担っているから。

 

座りっぱなしでここがうまく働かないと、全身に酸素や栄養を送れなくなります。そして万病のもとになります。

 

じゃあどうするか。立ちましょう!在宅なら周りの視線を気にしなくて良いので、資料を読みこむときは立って、PCへのタイピングが長くなりそうなときも30分~1時間に1度は立ち上がってストレッチでもしてください。

 

コロナから命を守るために在宅しているのに、その結果コロナ以外が原因で命を削ったのでは元の木阿弥です。

 

コロナに罹らないようにするのは当然として、身体へのケアも忘れないようにして皆さん元気にこの難局を乗り越えましょう!

それでは!